洗う前に見て!やりがち羽毛布団洗い失敗例

軽くて暖かく、通気性が良いことで人気の羽毛布団。羽毛が空気を多く含むため、保温性が高く、寒い冬でも快適に過ごせます。また、放湿性が高く、蒸れにくいので、梅雨や夏でも快適です。さらに、耐久性があり、適切に手入れすれば長期間使用できます。
こんにちはコインランドリーオーナーでクリーニング師の
らら子です。
本日はコインランドリー洗濯人気NO1羽毛布団の
やりがち失敗例を紹介します!
クリーニングでは1枚4000円近くする羽毛布団
羽毛布団に限らず、お布団洗いをコインランドリーでされる方が多くなっています。その理由として
一般的に布団をクリーニングに出すと、1枚につき3,000円〜6,000円ほどかかることが多く、しかも仕上がりには数日を要するケースが一般的です。季節ごとに複数枚洗うとなると、費用は1万円を超えることもあります。
それに対し、コインランドリーでは、クリーニングの1/3〜1/4程度のコストで、その日のうちに持ち帰りが可能です。
たとえば家族4人分の布団を一度にまとめて洗っても、トータルのコストは3,000円〜4,000円程度に抑えられ、1枚あたりの単価はさらに下がります。
ただし手軽に利用出来るコインランドリーですが、間違った洗い方をしてしまうと、手間が増えたり、失敗して、最悪お布団が使えなくなってしまうケースも…
長年コインランドリーでお客様の洗濯を見ていますが
本当にもったいない洗濯をされてる方ばかりです…
羽毛布団は正しい方法で洗えば、問題なく洗濯出来ます
高級な羽毛布団を長く使う為にも、失敗をなくして毎年快適なお布団を迎え入れませんか?
失敗例その1 「洗濯乾燥機」を使う

洗濯乾燥機とは言葉の通り、「洗濯」から「乾燥」までの工程を1台で行える最新の機械です。お客様は洗濯した後、乾燥機に移し替えする必要がなく、便利に感じるかと思います
が
羽毛布団といった大型のお布団には不向きです
特に羽毛布団はふくれると洗濯機以上に大きくなります。その状態で乾燥したところで仕上がりにムラが出来ます。つまり、乾いてない箇所が多く出来てしまいます。
中の羽毛が乾いてないまま放置してしまうと
カビの原因になってしまいます
失敗例その2 カバーつけたまま洗濯&乾燥

え?カバー外して洗わないといけないの?
と思う方もいらっしゃると思いますが、当店では「洗い」の段階でカバーを外す事をおすすめしています
理由として
脱水が上手く出来ない可能性がある
からです
カバーをしたまま洗濯すると、一定数の割合で脱水が上手く出来ず水分多めの仕上がりになってしまいます
水分多めなので乾燥がなかなか出来ず、しっかり乾くのに通常1時間のところ、それ以上の乾燥時間がかかってしまいます
乾燥もカバーをつけたままでは乾きにくいです。面倒であってもカバーを外して洗濯しましょう
外したカバーは別に洗濯するのではなく、一緒に洗濯することで
家庭の洗濯負担だけではなく、節約にもなります
乾燥時間が短い
一般の布団の場合乾燥には30分~40分あればしっかり乾燥出来ます。羽毛布団も30分乾かすと表面は乾いてふかふかに見えます
が
実は中の羽毛は全然乾いていません
羽毛布団など、中綿が直接見れないので乾いているか
わからないですよね
見比べると一目瞭然

わぁ!!ふくらみが全然違う!!
羽毛布団は60分~90分の乾燥で中の羽毛までしっかり
乾きます!ポイントは1枚1台の乾燥機で乾かす事です
乾燥が中途半端なまま直してしまうとカビの原因になり、次使うときにカビの臭いが出てしまいます。また、湿気はダニにとっても快適な環境です。せっかくガス乾燥機でダニの死滅除去まで出来たのに、新たにダニが繁殖してしまう場合もあります。
おまけ 羽毛布団1枚だけ洗濯乾燥
突然ですがクイズです
コインランドリーで洗濯した場合、洗濯料金が高くなるのはどちらでしょう
※羽毛布団はどちらも同じ大きさです
※洗濯方法は同じです

普通に考えたら②番が洗濯料金高くなると思うけど・・・
では正解です

ええー同じ料金で洗えちゃうの??
驚かれるかもしれませんが、コインランドリーは洗濯機や乾燥機の1台の大きさに同じ料金がかかります。例えば毛布が3枚入る中型の機械に毛布1枚を入れても、3枚を入れても同じ料金になります。
羽毛布団洗濯するなら1枚だけではなく、2枚もしくは一緒に毛布やシーツも洗濯乾燥するとより節約出来ます