コインランドリーで羽毛布団を完璧に洗おう

こんにちは!コインランドリーオーナーでクリーニング師のらら子です
今回は一番人気の羽毛布団洗いを解説していきたいと思います

1つ1万円以上する羽毛布団、お手入れの方法がわからなく、クリーニングに出したり、中にも5年以上洗った事がなかったというお客様も・・・

コインランドリーを使って洗いたいけど、どうやって洗えばいいの?となかなか洗えないという方

簡単なポイントさえ押さえれば、

誰でもしなしな羽毛布団がふかふか羽毛布団に変身させられます。

それでは解説していきます。

この記事を読んでわかること

羽毛布団をコインランドリーで簡単に洗う方法

1、かかる費用と時間

2、洗う前に確認する事

3、洗い方

4、乾燥の仕方(※重要!!必ず1時間以上乾燥させて)

5、次のシーズンでも気持ちよく使うために注意すること

最近コインランドリーでも「羽毛布団洗えます」「羽毛布団コース」
など、羽毛布団洗えますよーって宣伝が多くなっていますね

羽毛布団もコインランドリーで洗えるのはわかるけど通常の洗濯物
と同じように一緒に洗ってもいいの?

いくつか注意しなくてはいけません。当店では今までに約500枚程の羽毛布団
を洗濯した実績があり、毎年洗濯に来られているお客様もいらっしゃいます。
ご自身で羽毛布団を洗濯される方は必ず見て、失敗しないように洗濯して下さい

かかる費用と時間

一番気になるのは費用ですよね?クリーニング料金と比較して紹介しましょう

シングルサイズ冬用羽毛布団1枚の場合

クリーニングの場合

1枚3000円~4000円

コインランドリーの場合

※店舗により異なります、上記金額は当店で洗濯~乾燥までの価格になります

次に洗濯~乾燥にかかる時間

クリーニングの場合

約1か月~2か月

コインランドリーの場合

※羽毛布団の大きさや、店舗の設定金額により変わります。

参考までに当店では・・・・
洗濯 中型洗濯機600円 洗い時間26分 
乾燥 大型乾燥機8分/100円 800円~1000円
トータル時間   1時間30分~1時間40分 
価格       1400円~1600円

洗う前に確認する事

洗う前に確認すること

○布団カバーを外す

○キルティングしてあるかを確認

○劣化による糸のほつれ破れがないか確認

○品質表示を確認

〇布団カバーを外

カバーは必ず外して下さい。洗濯の際に脱水が出来なかったり、
乾燥にも時間がかかってしまいます。それに、他の確認ポイントが
わかります

○キルティングをしてあるかを確認

キルティングとは羽毛が偏らないように生地と生地の間を升目状にミシン目がついた

状態の事です。ほとんどの羽毛布団はこのようになっています

○劣化によるほつれ、破れ等がないか確認

羽毛布団のカバーを外した時にダウンの羽がふわふわ~と出てきたら注意が必要です。大きな破れ目がないか探してみて下さい。破れ目があると、乾燥時なかなか膨らまなかったり、最悪洗濯中に破れてスノードーム状態になるかも・・・

とあるコインランドリーでほつれが大きくなり、羽毛が出てしまったらしいです
乾燥機に大量の羽毛がこびりつて掃除が大変だったそうです。

○品質表示を確認

品質表示タグを確認して「羽毛布団」かどうかの確認をしましょう

タグには「外側」の素材「詰め物」の素材で分けて表記されています。羽毛布団の場合詰め物には「ダウン○○%」「フェザー○○%」と表記されています。もし詰め物が「ポリエステル」などの表記であればそれは羽毛布団ではありません

最近の布団で羽毛に似せた素材を詰めた素材も多くあります
その場合、羽毛布団ほど乾燥させる必要はないです

洗える素材

ポリエステル

綿

アクリル

洗えない素材

ウール100%(縮みます)

シルク

レーヨン

アセテート

トリアセテート

洗い方

ここまで長くなりましたが、洗い方の説明です。

  • 洗濯量にあった機械を選ぶ
  • 「洗濯コース」を選ぶ
  • 大型乾燥機に移し替え60分乾燥

洗濯量にあった機械を選ぶ

コインランドリーには同じように見えて大きさに違いがある機械があります

当店は中型1台大型1台ですが、大きいコインランドリー
になったら、洗濯機だけでも4~6台大きさも小~特大まで
様々あります。

コインランドリーで選ぶべき洗濯機の大きさの考え方は

ドラム8分目の入れ放題

お腹パンパンにならない程度まで入れ込む食べ放題に近いものがあります。

腕が入るので問題ありません

どの量を入れても洗濯の値段は変わりません。少量だと勿体ないですし、かといって、ぎゅうぎゅうに詰め込むと全部が洗えず、結果洗い直しになってしまう事に。洗濯物がしっかり収まった後、片腕を入れてみて隙間があればOKです。

洗濯コースで洗う

上記に説明していました、8分目は洗濯コースの考え方です
布団類は乾燥まで行う「洗濯乾燥機」には向きませんし、羽毛布団
の場合は尚更「洗濯コース」を選んで下さい

最適なサイズの洗濯機を選べたら、羽毛布団と、外したカバーを入れます。もしまだドラム内に余裕があるのでしたら、タオルケットや、シーツ等を一緒に入れると、無駄がなくなります。

洗い方の機械操作は、メーカーによって違いますが、必ず、使い方の案内はありますので、そちらを確認して洗濯して下さい。

洗いが終了しましたら、大型乾燥機に移し替えて下さい

洗濯後の羽毛布団

わぁ!羽毛布団が縮んでる!!
もしかして失敗しちゃった!?

大丈夫です、羽毛布団は洗うとこのようになりますが
乾燥機に入れて乾燥させれば洗う前のふっくら感が戻ります

乾燥機へ移し替え60分~80分しっかり乾燥

コインランドリーの乾燥機の大きさはほぼほぼ14kgか25kgタイプの2種類となります。コインランドリーによってはkgの表記が違いますが、同じようなおおきさの乾燥機がほとんどです。羽毛布団の場合は膨らむとかなり大きくなりますので、熱が均等に伝わる用25kg(大きい方)の乾燥機を選んで下さい

大型機が使えない場合

通常のコインランドリーでは、中型機に比べ大型機の台数は少ないです。大型機が使えない場合、最初は中型機で20分~30分ほど乾燥させ、その間に大型機が空けば、大型機に移し替え更に30分~40分乾燥させます。どうしても大型機が使えない場合は、15分おきぐらいのタイミングでドラムを開けて、中央部分の布団をほぐしながら外側にする事でムラをなくす事もできます。

ふかふかの羽毛布団の出来上がり

ふわふわが元通り

ガス乾燥を使えば小さく固まってしまった羽毛も元のふんわりとした形に戻ります。普通の毛布や布団の乾燥時間は30分~40分に対して、羽毛布団は60分以上乾燥しないといけない理由は羽毛を完全に乾かす為です。30分乾燥させると羽毛布団は膨らんできますので、乾燥出来たように感じますが、よく触ってみると、一部にダマがあります。これは羽毛がまだ濡れて固まっている状態です。そのまま羽毛布団をしまうと、濡れた場所からカビが出来てしまう可能性があります。

来シーズンも気持ちよく使う為に注意して欲しい事

注意点

○一度完全に熱を冷ましてから直す

○圧縮袋は使わない

○通気性のいいケースに入れて、時々風通しを良くする

○一度完全に熱を冷ましてから直す

乾燥が終わったばかりの羽毛布団は熱を持っていて全体が熱いです。羽毛布団に限らず、長期保管する寝具を熱い状態でしまい込むと、湿気戻りにより、布団に水分がついてしまいます。必ず冷まして収納しましょう

○圧縮袋を使わない

羽毛布団を圧縮してしまうと、中の羽毛がつぶれて痛んでしまうからオススメ出来ません。どうしても圧縮したい場合、完全に圧縮せず、3割程空気を残すといいです。

○通気性のいいケースに入れて、時々風通しを良くする。

羽毛布団購入時のケースの多くはそのまま収納出来るタイプがほとんどです。ケースを残していれば、そちらを使うか、ない場合不織布の風通しのいいケースにしまうのがいいでしょう。また、押し入れに入れたなら、時々は押し入れの扉を開けて風通しをよくさせましょう

まとめ

ちょっとした注意をすれば、コインランドリーで羽毛布団を洗う事は出来ます。お客様満足度が一番高いのもこの羽毛布団洗いです。シーズンオフにはしっかり洗って、次のシーズンにふかふかの羽毛布団で心地よい眠りについて下さい

らららランドリーでは、スタッフ滞在時間にクリーニング価格で1枚4000円する羽毛布団をコインランドリー価格で代わりにお洗濯する「洗濯代行サービス」を行っています!

福岡県小郡市周辺にお住まいの方はラッキーです!

詳しくはこちら

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